BL「花とうさぎ」あらすじ・感想(ネタバレ注意)シュールでほんわか

嘉島ちあき先生のデビュー作品
「花とうさぎ」
うさぎの着ぐるみをかぶった男と配達員のラブコメです。
花とうさぎ あらすじ
いつもウサギの着ぐるみをかぶっている411号室の相澤。
毎日荷物を取りに行く宅配会社の梶山亮太さんは、どんな人なのか・怪しいことはないのかと妄想をふくらませていました。
そんなある日、うさぎをかぶっていない相澤を発見。
そして着ぐるみをかぶっていた理由を知った梶山は、ちょっとときめいて…
でも、せっかく理由がわかったのに、梶山の担当替えが!
超人見知りのヘタレと、明るく真面目な好青年のちょっとシュールで可愛いお話です。
花とうさぎ 感想
※(ここからはネタバレになる可能性あり)
表紙を見た時に、それだけで読んでみたい!と思った漫画でした。
絵が可愛いし、なんでうさぎ?って思いましたから(笑)
ほんわか・ほのぼのっていう言葉がぴったりのキュートなお話ですね。
人見知りのひきこもりだから着ぐるみをかぶっているという設定はシュールで笑えます。
相澤はイケメンなんですけど…
だけど、超絶人見知りのせいで、梶山と気持ちが通じ合ってからも顔を見せられないんですよね。
でも、着ぐるみがあったからこそ梶山が気になって意識をして惹かれちゃったのかな~なんて思えます。
うさぎをかぶっていなかったら、ときめくこともなかっただろうし…
とはいえ、逆にこじらせてしまう原因にもなるんですよね。
相澤は真剣に梶山が好きなのに、梶山は不安ばかりが募ります。
そりゃ~そうですよ。恋人同士になったのに、まともに顔も見せられないのだから。
この作品を読み始めた時は、相澤の方が振り回される側なのかな~とか思って呼んだのだけど、しっかり者の梶山の方が涙を流して健気な感じになっています。
うさぎ・着ぐるみというテーマはもちろん、ストーリーもしっかり心を温かくしてくれる作品でした。
エロはほぼなしだけど、最後におーっ!!っと思ったシーンがありました。
あのふたりだからこそ、妙にエロく感じましたね。