BL「爪先に光路図」あらすじ・感想(ネタバレ注意)静かで優しい世界観

ワイワイ楽しい漫画もいいけれど、たまには静かなやさしい気分になれる漫画も読みたいものです。
そんな時におすすめな作品
爪先に光路図
青井秋先生のBLコミックで、大学生と菌類学者との優しいストーリーです。
では、ここから「BL「爪先に光路図」あらすじ・感想(ネタバレ注意)静かで優しい世界観」についてまとめます。
爪先に光路図 あらすじ
菌類学者の助手のアルバイトを紹介してもらった大学生の岩井。向かったバイト先にいたのは、気難しそうな室田でした。
思ったよりも体力を使う仕事でもあったし、室田とうまくやれるのかも不安だった岩井でしたが、室田が教えてくれる未知の世界にどんどん興味をもっていきます。
また、意外にも室田は生活能力がなく、彼の世話を焼くのも楽しく感じてだんだん惹かれていきます。
自分がそばにいると室田に迷惑がかかると思った岩井はアルバイトを辞めてしまい…
爪先に光路図 感想
※(ここからはネタバレになる可能性あり)
この漫画は、他の作品も入っているのですが、すべてがどれも静か。
まるで美術館や博物館の静けさを感じるような気分で、テレビの音がするような中で読むのはもったいない!と思う世界観。
キス程度でそれ以上はなし。エロまったくなし。
ほんのりやさしい恋であったり、お互いを思い合う愛というイメージです。ラブって感じではないですね。
たまにこういう漫画を読みたくなることがあるんですよ。
仕事で疲れたりしてると…
まさに癒されるというお話が複数入っています。
静かだと感じるのは、シーンの問題もあるのでしょうが、一番はメインキャラがみな穏やかな性格だからでしょうか。
大学生の岩井もワイワイ騒ぐようなキャラではなく、かといって暗いタイプでもなく、やさしく相手を思いやれるような大人の一面と学生の純粋な気持ちや若さを持ち合わせているような感じ。
一方、学者の室田はもともと人付き合いが苦手という設定ですから口数は少ないものの、優しい人だというのがよくわかります。そして、大切な時にはちゃんと大切なことを言える人。
だから、気持ちがすれ違ったりトラブルが起こるようなことはありません。
淡々と静かにストーリーが進み、気持をわかり合ってお互いを大切にしていくという話です。
他にも、
・残灯
岩井に恋心を持っていた女性の気持ちを描いたお話
・さかなの体温+午前0時の回遊
眠っている人から舞出た魚が回遊している光景が見えてしまう高校生と親友のお話
・八月、夏の底+夏くるらし
祖父が亡くなって恩返ししようとする狐と大学生のお話
どの作品も、優しい気持ちになれるようなものばかりで、癒やされます!
以上「BL「爪先に光路図」あらすじ・感想(ネタバレ注意)静かで優しい世界観」でした。最後まで読んでいただきありがとうございました。