BL【性悪オオカミが恋をしたらしい】ワルイコトシタイシリーズ-13-あらすじ・感想(ネタバレ注意)

ワルイコトシタイシリーズの第13作目
あの風紀委員長と謎の元生徒会長のお話!
「性悪オオカミが恋をしたらしい」
桜賀めい先生の作品です。
性悪オオカミが恋をしたらしい あらすじ
風紀委員長の香坂直は、人と接することが苦手。
友達もほとんどいないし、自宅にも居場所がありません。
親の再婚により、一緒に暮らすようになった血のつながっていない弟の疾風がひどい態度で接してくるからです。
そんな香坂が、東雲に紹介されて永遠や柏木と交流するようになり、元生徒会長の紅城とも接することになります。そして、彼の普段は見せない部分を見てしまうのです。
そのことをきっかけに、香坂は家にいづらい時には紅城の家に泊まらせてもらうことになるのです。
元生徒会長で謎の多い紅城が、純真無垢な香坂といることで、今までにはない気持ちをもつようになります。
香坂もまた、お互いの共通点を知って、紅城自身をもっと知りたいと思うのです。
性悪オオカミが恋をしたらしい 感想
※(ここからはネタバレになる可能性あり)
前作までの漫画で、このふたりは絶対にまた出てくる!って思っていましたが、きましたね~。
まさか、ふたりに共通点があったとは!
この共通点が、香坂にとってはすごく大切なことだったような気がします。
家にいたくないという同じ気持ちを持っている人だったり、自分の居場所になってくれた人。
だから、紅城にもらった飴を大切に持っていたし、彼の気持ちをもっと知りたくなったのかな?なんて思いました。
ふたりとも、とっても頭がいいですからね…
そういう共通点を最初から感じ取っていたような気がします。
3日前に来たばかりだと紅城に言われた時に、ボソッと「これでも我慢したんだ」って言うんですよ。あの人と接することの苦手な香坂が!しかも、体に触られたりもした人に対して。
可愛い~~~!!
めっちゃドキッとしました。
オタク主婦
紅城も、永遠がお気に入りだったというだけあって、純真無垢な香坂に惹かれるのはよくわかります。
この人も、いい人なんですよね。
ただ、自分のことを醜いと思っていて、大切な人を傷つけたりはしない人。
お父さんを傷つけたくないがために、継母のことを自分で抱え込んで家を出たぐらいだし。
永遠と帝のデートに割り込んだ時も、永遠のことが気に入っていたから行ったんでしょうけど、お互いが真剣に想い合っていることを知ってからはフォローするようにしていましたし。
意外なカップルと思って読み始めましたが、読後感は妙にしっくりしていて気持ちよかったです。
他の作品ほど明るい話ではないので、好みはあるかもです。
以上「BL【性悪オオカミが恋をしたらしい】ワルイコトシタイシリーズ-13-あらすじ・感想(ネタバレ注意)」でした。最後まで読んでいただきありがとうございました。