BL漫画「スモーキーネクター」のあらすじや感想(ネタバレ注意)をまとめました！
吸血鬼「バイター」のことを調べていたライターが襲われそうになって…
そんな彼を助けてくれたのは幼なじみで、彼もまたバイターだった！！
「スモーキーネクター」
ミナヅキアキラ先生の作品です。
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「スモーキーネクター」のあらすじ
ライターの羽瀬川みつる(はせがわみつる)は、女性が殺された事件を調べています。
首に噛み痕があり、全身の血液が凝固していた変死体。
それは、吸血鬼「バイター」の仕業だと噂されていました。
みつるは、幼なじみのアンナこと安仲有生(あんなかゆうせい)に、情報提供しつつ食事をおごってもらいましたが…
取材の過程で加害者の線に浮上した人物こそ、このアンナだったのです。
いつも優しいアンナが犯人のはずがない！
必ず真犯人を見つけてやる！
そう考えたみつるは、被害者の交際相手にアポイントを取り取材するために会うのですが、その相手こそがバイターで襲われてしまいます。
そんな危機一髪のところ、助けてくれたのがアンナでした。
そして新たな事実も発覚！！
アンナもバイターだった！！
バイターのことをざっくり聞いてアンナに少し血をなめられたみつるは、噛まれる感覚を取材しようと血を吸われることを了承し、ふたりはホテルに行くのですが…
みつるはすごく気持ちよくなってしまい、アンナに抱かれてしまうのです。
「スモーキーネクター」の感想(ネタバレ注意)
タイトルの「スモーキーネクター」って、言葉だけで見れば「煙のようなにおいがする花の蜜」ってことでしょうが、その意味は「アンナに守られてきたみつる」のことでしょうね。
ミナヅキアキラ先生の作品は、いつもストーリーが丁寧で面白いため大好きなのですが、この作品も例外ではなくハラハラ・ドキドキさせてくれます。
みつるは、とても好奇心旺盛でバイターがらみの殺人事件に首を突っ込むから、アンナは忠告していたんですよ。だけど結局被害者と同じように襲われてしまい、アンナが助けてくれたことでアンナ自身もバイターだということが発覚！
そこからバイターに関する詳しい状況がわかっていくわけですが、まずは設定が面白いですよね。
- 吸血鬼「バイター」にも社会とルールがあること。
- 「家」と呼ばれる家系ごとにお互い管理・協力・保護しつつ世の中に馴染んでいること。
- そして「家」の外に生まれてしまったイレギュラーのバイターが、ルールを知らずに見境なく血を吸ってしまうこと。
これらの設定も、吸血鬼をテーマにした作品としては珍しいと思いません？
ドナーのリスト管理までされていますし。
この設定のうえにさらに、真犯人は家のルールを破ったバイターであったり、みつる自身がバイターにとって特別な存在で狙われてしまったりと奥が深い！！
管理人 そして、まだまだそれだけじゃないんですよ。
最初にアンナがバイターだと知った時に、みつるが他の人から血を吸っていたのかと嫉妬心を持ったり、幼い頃からずっとアンナがみつるを守っていた理由など、恋や愛のテーマも描かれていきます。
前半は、バイターって何？ってところから始まって、殺人事件の真犯人は誰だ！というサスペンス風。
同時進行で、みつるとアンナの相手を想う気持ちがわかるようになっていきます。
そして、後半の後半は、もう最高でしたね。
命をかけてお互いが唯一無二の存在になるかならないか…という大きな決断をするんですよ。
その決断は、ずっとアンナがしたくてもしないと心に誓っていたことで、みつるの言葉や行動によって実行されることになります。
そして見どころはストーリー展開だけではありません。
血を吸われるとすごい快感を感じるため、エッチな展開になる流れのだけど、それがまたエロい！！
キャラ設定やストーリーはもちろんエロに関しても、大満足な漫画です。
「スモーキーネクター」の感想ネタバレまとめ
どうなるの？というハラハラ・ドキドキ感と、お互いを愛するふたりの気持ちに感動したりワクワクする作品でした。
本編が終わったあとに、「籠の中から」というタイトルでもうひとつストーリーがあるのだけど、ハッピーな内容なのになんだか泣けました。
吸血鬼とかバイターの力とか関係なく、ただただ人として愛しているよ！ずっとお前しか見てなかったよ！という内容です。
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以上、BL漫画「スモーキーネクター」のあらすじや感想ネタバレでした。最後まで読んでいただきありがとうございました。
