BL漫画「河川敷ロミジュリ抗争曲」の試し読みできます！
また、あらすじや感想ネタバレ！をまとめました！
無愛想な猫の餌やりで出会い、一目惚れで始まった恋。
ヤンキーたちのロミジュリBL
「河川敷ロミジュリ抗争曲」トビワシオ先生の作品です。
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河川敷ロミジュリ抗争曲のあらすじ
犬頭高校の2年生・日木屋樹里(ひきやじゅり)は、河川敷にいる無愛想な猫の餌やりが日課。
しかし、猫はなかなか慣れてくれず、撫でることも許してくれません。
そんなある日、自分と同じように猫に餌やりをしていた人物とバッタリ出会うことになります。
それが、猿戸高校の2年生・田門ひろみ(たもんひろみ)でした。
樹里は、自分に触らせてくれない猫が抱かれているのを見て驚きます。
そして、猫をかわいがっているひろみを見てビビッと熱いものを感じ…
一目惚れ！！
恋に落ちてしまった樹里は、知り合って間もないものの、返事は知ってからで良いと告白！
その後、一緒に猫の餌やりをしながら、どんどん仲良くなっていきますが…
樹里の通う犬頭高校とひろみの通う猿戸高校は犬猿の仲で、ふたりはそれぞれの学校のナンバー2だったのです。
果たして、樹里の想いは叶うのか！？
ロミオとジュリエットのようなふたりは、どうなる！？
河川敷ロミジュリ抗争曲の感想(ネタバレ注意)
この作品は、ヤンキー学校同士の対立の中での恋愛を描いた作品ですが、それぞれの学校は、ヤンキーとは言え腐ってはいない人たちばかりなんですよ。
それぞれのトップとナンバー2(メインふたり)たちが、仲間思いで卑怯なことはしないし、相手校をつぶしたいっていうのよりも、喧嘩を楽しむことが優先的だったりするので。
そのため、ロミジュリ状態のふたりがどうやってハッピーになるのかというワクワク感と、メインふたりを可愛がるトップふたりの行動の面白さが楽しめます。
出だしは、休戦状態の時のお話から始まりますね。
犬頭高校トップの流(りゅう)は、前回の喧嘩の時に、指のケガをしています。
それは、猿戸高校のトップ馬場がやったものでもなく、どこからか投げ込まれた石によって受けたケガ。
もしも、ただ相手校をつぶしておきたくて卑怯な手を使うものならば、猿戸高校は相手が弱っている時にも手を出せるはず…
しかし、そういう卑怯なことはしないわけです。
それは犬頭高校だって同じ。
流のケガが治ってから再戦となるのが、ヤンキー正統派って感じです。
そんなところが、まず気に入りました。
その中で唯一変わり者なのが、樹里。
彼は、他の仲間とは違って、別に喧嘩をしたいわけじゃありません。
そのため、前回もさぼって行きませんでした。
流は、樹里がすごく強いということと参加するだけで他の仲間が盛り上がることから次回は参加しろって言ってますが、それも樹里はふーんって感じで流しています。
喧嘩はもちろん、何かに熱くなるってことがなかったんですよね。
そんな彼が、初めて気持ちを持っていかれて夢中になったのが、ひろみだったということです。
中盤からは、樹里が対立しているライバル校に通っているとひろみにバレて、ぎくしゃくしたり、実際に戦いの日になっちゃったりと、ハラハラ感が続きます。
だけど、ここで一生懸命に恋いを貫こうとしたのが樹里。
淡々としていた彼が、必死になるところにはジーンとくるものが…
最後にうまくいったのも、樹里ががんばったからな～～って思いました。
それに対してひろみは、義理人情に熱いから仲間を裏切ることもできずに、別れを選択しようとして…だけど、最終的には樹里の想いを受け取ることにします。
彼の場合は、懐が深いんですよ、とっても。
管理人 見た目はもちろん、中身もめっちゃ男前！
こうくるかって感じで、最後はスッキリうまくいきます。
そして、思うんですよ、結局はあの猫が最強か！？って(笑)
最初から最後まで、とても丁寧にストーリーが練られていて、トビワシオ先生の作品は安心して読めると再確認♪
おすすめです。
管理人 最後に…
残念だったことがひとつ。
表題作以外にもう1作品収録されています。
あまりその作品は好きではなかったので、表題作を1冊すべて読みたかった！
この作品は、基本的にライバル校2校のストーリーで、メインふたりがロミジュリ状態なわけですが、外部の人間・2名も絡んできます。
感想の出だしに、腐ってはいない人たちばかりで卑怯なことはしないって書きましたが、この外部の2名はそれはもう卑怯者で腐った奴らです。
だけど、自分たちのために卑怯な手を使った彼らが、結局はハッピーエンドになるきっかけを作るだけ作って自分らは自滅…
このギャフン感もまた最高です。
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