BL「Ωはピンクの夢を見る」あらすじ感想(ネタバレ注意) 惚れ薬で始まる恋

BL漫画「Ωはピンクの夢を見る」のあらすじや感想(ネタバレ注意)についてご紹介します。
過去のトラウマのために、Ωでありながらβと偽っていたリーマンとαの上司との恋のお話。
「Ωはピンクの夢を見る」
櫻井ナナコ先生の作品です。
では、ここから「BL「Ωはピンクの夢を見る」あらすじ・感想(ネタバレ注意)惚れ薬で始まる恋」についてまとめます。
Ωはピンクの夢を見るのあらすじ
サラリーマンでαの内海は、同じ会社の部下でΩの望月友里弘のことを密かに気に入っていました。配属初日に一目惚れしたのです。
Ωもどんどん社会進出するようになってきて差別意識は減ってきてはいるものの、まだまだそれは表面的なもの。そんな中でも正々堂々と仕事で勝負をしている優秀な部下が望月なのです。
内海は、難攻不落な彼に対して、秘密裏に作り出されたΩ専用の惚れ薬「ピンクポーション」を手に入れ、彼に自分を好きにさせようと計画をします。
しかし実行当日、社内併設のジムで飲み物に入れて渡すことに成功したものの、望月は同じ職場の鈴木夏芽にあげてしまいます。目の前で確認されても断ることもできず、Ω以外には副作用もないのでしかたがないと許したものの…
ヒートを起こすはずのない鈴木が…
彼は本当はΩだった!
内海はヒートを起こした鈴木を見つけて、本能にさからえず抱いてしまったのです。
Ωはピンクの夢を見るの感想(ネタバレ注意)
※(ここからはネタバレになる可能性あり)
最初の出だしから、キレイ事を言いつつも、結局はαだよね~という印象だった内海。
差別反対のポーズをとって好感度アップしようとしたりしてましたからね。
さらに彼は、ピンクポーションを用意するだけではなく、Ωのセフレたちとの関係も全て精算するなど、用意周到なわけですよ。セフレも複数いたんかい!?
だからあまりいい印象ではありませんでした。
そんな彼が、ちょっとした行き違いから、中途採用で入ってきた地味・無愛想・空気が読めない・全てにおいて平均レベルの鈴木を抱くことになってしまってから変わっていくんですよ。
エッチをしてしまった時からもう夢中になってしまったのか…望月のことはどうでもよかったのか?と思うぐらい、鈴木のことばっかりになりましたよね。
まぁ、内海のことは本当に好きだったんでしょうけど、それ以上のインパクトがあったんだと思ってさほど違和感は感じませんでした。
今まで経験したことがないぐらい相性が最高レベルだったそうですから(笑)
ちゃっかりしているな~と思いつつも、その後望月から鈴木の大学時代のトラウマの話などを聞き、真剣に考えるようになっていく内海。そして、どんどん本気になっていくわけです。
自らの行いを反省しつつ、まるで初恋をしているかのように、相手からのメールや一言にドキドキしちゃう様子は、ほのぼのいい感じです。
無愛想で暗い印象だった鈴木も、可愛いんですよね。
表紙の絵が鈴木だけど、めっちゃ色っぽい!
彼もまた暗くて他人を避けていたような雰囲気から、内海と付き合うようになって変わっていきます。
でも、お約束!
ピンクポーションのことがバレてしまいます。
当然、鈴木は騙されていたと思うわけですが、Ωは弄ぶためのだと思っているバカなαから助けることで関係は修復。この流れは出だしの差別の話や望月とのことが絡んでいるので、うまい具合にまとめてるなって思いました。
Ωはピンクの夢を見るの感想まとめ
信頼してから可愛い面や素を見せる鈴木もいいですが、恋をしてから言葉ひとつひとつを大切に思いやる攻めの内海が最高に良かったです。
オメガバース作品でも、Ωが社会進出しているという設定なので、差別などで辛い表現などはありません。
差別している人は出てくるものの、そういう人がまったくいないというのも白々しいし、最後には処分されていますので、あまりオメガバースが得意ではないという方でも読める作品でしょう。
おすすめです。
以上「BL「Ωはピンクの夢を見る」あらすじ・感想(ネタバレ注意)惚れ薬で始まる恋」でした。最後まで読んでいただきありがとうございました。