
BL漫画「なかないひばり」のあらすじや感想(ネタバレ注意)をまとめました!
大切な人を亡くしたことで心に傷を残したふたりのちょっと切ない恋のお話。
「なかないひばり」
ミナヅキアキラ先生の作品です。
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「なかないひばり」のあらすじ
元モデルで新進気鋭の写真家・清澄は、亡き親友・みさごの弟を引き取って暮らしています。
その弟が、高校3年生になったひばり。
2年前の親友の死に責任を感じている清澄は、唯一の肉親を亡くしてしまったひばりに対して罪悪感を持っています。彼の大切な人を奪ったのは自分だと…
そのため、自分が家族になると誓ったのです。
しかし、ひばりはそんな清澄に甘えようとはしません。
まるで、一人で生きていく覚悟を決めたように…
そして、清澄のことが好きだから…
ひばりの気持ちに気づいている清澄は、それでも家族でいるべきだと思い…
大切な人を亡くしたことで心に傷を残したふたりのちょっと切ない恋のお話です。
「なかないひばり」の感想(ネタバレ注意)
とても好きな作品なのですが、最初に驚いたのは「絵」でした。
これまでもミナヅキアキラ先生の作品は購入して読んできましたが、だいぶ絵が変わっている印象で驚きました。
前からお上手だとは思っていましたが、独特な描写がなくなった感じ?

個人的には、今の絵の方が好みです。
そして、肝心のストーリーは変わらず奥深い!!
ストーリーの方はとっても切ないです。
相思相愛なのに、ふたりとも過去の自分を責めているから、なかなか幸せに手が届かないというお話。
清澄は、自分の発言がきっかけで親友・みさごが亡くなったと思っています。
別に清澄が悪いわけではないけれど、本人からしてみればそう思っても仕方がないでしょう。
その結果、唯一の家族である兄をひばりから奪ったことになり、ひばりにも罪悪感のようなものを持っています。だからこそ、家族となってみさごの代わりになろうと決意した感じです。
だけど、ひばりは清澄のことが好きなんですよね。
兄や親として一緒にいようとする清澄と、家族ではなく恋愛対象として見ているひばり。
お互いに相手を想いつつ、自分の気持ちを抑えています。
それがまず、とっても切ないです。
清澄はひばりの気持ちに応えたいと思いつつも気づかないフリをしているのに対し、ひばりはこの気持はバレてはいけないと思いながらも、抑えきれずにこっそりキスをしたりしているんですよ。
それが中盤あたりになると崩れてきて、お互いがお互いを好きだということをハッキリさせるシーンへ。
ところが、ここでハッピーエンドとはいかないんですよね。
それがまた切ない!!
というのも、兄の死に責任を感じていたのは清澄だけではなかったから…

ここは地味に泣ける!!
子供の頃から好きだった人と暮らし、その相手も自分のことを好きだと言ってくれたんですよ。だけど、自分には資格がないからとこの恋を諦め、高校を卒業したら離れようとしているとは…
だけど、後半にちょっとしたアクシデントが清澄に起きます。
結果的にはたいしたことはなかったのだけど、亡くなった兄の時と重なって、ひばりは怖くなっちゃうんですよね。
それでやっとハッピーエンドへ。
ここがまた泣けるポイント!

その後は最後までラブラブなのが嬉しい!
特に、清澄がベタベタしてます(笑)
帰宅するとギュッと抱きしめたりして…
初エッチのシーンはキュンとするのと切ないのでホロッとしますよ。
このシーンで、お互い頑固であり対等なのだと思わせてくれます。
卒業するまで手を出さないと言う清澄に対し、彼の気持ちを理解したうえで、一歩進もうと行動するひばり。大人と大人の恋になるシーンでもありましたね。
なかないひばりの感想ネタバレまとめ
自分に対して厳しいふたりが、責任があるとか資格がないなどの理由で、好きだという気持ちを抑えていたお話でした。
一度読んでからは、タイトルの「なかないひばり」っていうのがまた、すっごく切なく思えるんですよね。兄が亡くなった時以降、ひばりは泣かないんですよ。
まぁ、男だから「泣かない」って聞いただけだと普通って思いますが、このタイトルの泣かないって意味はもっと奥深い気がします。
涙は流さないけど、心の中はすごく泣いているとか、泣くことすらできなくなっているほど追い詰められた状況とか…
だけど、後半に涙を流すんです。
それがハッピーエンドのシーンです。
家族であろうがなかろうがずっと一緒に生きていくと決心して恋人になっていく展開は、とても丁寧に描かれてギュッと心にしみました。
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以上、BL漫画「なかないひばり」のあらすじや感想ネタバレでした。最後までご覧いただきありがとうございました。