BL「MODS」あらすじ・感想(ネタバレ注意)男娼と付き人の切ない純愛

ドラマCD化もされ、切なくて奥深いストーリー重視の方も納得のBL漫画です。
「MODS」
ナツメカズキ先生の作品です。
では、ここから「BL【MODS】あらすじ・感想(ネタバレ注意)男娼と付き人の切ない純愛」についてまとめます。
MODS あらすじ
信虎は、妹の借金を返済するために、ゲイ向きのデリヘル「Rain」の人気男娼・シロの付き人になります。
信虎にセクハラをしてくるシロに対して一線を引いていた信虎ですが、無理なことをしたり、客からの暴行で傷つくシロを見てイライラするように…
そして、心を殺してしまっているシロの内面を知って、心を引かれるようになっていきます。
MODS 感想(ネタバレ注意)
※(ここからはネタバレになる可能性あり)
ナツメカズキ先生の漫画はこれで2冊目なんですけど、心理描写にぐっとくるんですよね。
この作品は、売り専をしているシロを中心に話が進むのですが、過去がからんでくるのでハッキリ言って重いです。だからこそ、感動もするし切なさが胸を打つのだけど、その重さが苦手な方もいるかもしれませんね。
私はドハマリしました。
素直になれずに弱音もはかず…そんなシロがやっと信虎に素直な自分の気持を言った時には、もう涙でしたよ。
こえ…ん…だよ…お前を好きになるのも、やさしいのも、あったかいのも、抱きしめられるのも、いつか失うのも…
このセリフの後に、かつて愛してこれから一緒に幸せになろうとしたのに死んでしまった時雨さんの夢を見るシーンだったので、涙腺のゆるい私は号泣ですよ。
うんうん、時雨さんはきっと本当にそう言ってくれるはずだよ!とシロに言ってあげたい。
しかも、夢から起きたシロはひとこと「…あったけ…」
…号泣!!
そして、その少し後に、さらに泣き所が…
やっと信虎に抱かれたシロは泣いてしまうのだけど、「俺 好きな奴に抱かれるの初めてだから」
ああ、やっとシロが本当に幸せになったと思った瞬間でした。
ここまで泣けるのは、そのシーンに行くまでに、どれだけシロがつらい思いをしてきたのか、どれだけ愛することも愛されることもあきらめてきたのかというのがよく描かれているからでしょう。
終わり方も良かったですね。
最後の締め部分を読むたびにホッとしたり嬉しくなってきます。
以上「BL【MODS】あらすじ・感想(ネタバレ注意)男娼と付き人の切ない純愛」でした。最後まで読んでいただきありがとうございました。