超癒し系BL:みづいろとぴんく、それからだいだい
キュンとする短編集が読みたい方におすすめ。
小椋ムクさんの作品です。
みづいろとぴんく、それからだいだい
みづいろとぴんく、それからだいだい あらすじ
バスケ部の瑞木は、寡黙で人見知りの後輩百成とつきあい始めました。
ある日百成が、瑞木を家に誘います。
そういう…意味で…
普段口数が少ない百成はわかりづらく、クールなのだと思っていた瑞木。
でも、それは全然違いました。
先輩のことが好きで好きでしょうがない百成。
緊張してまともに家の鍵も開けられません。
お互いに初めてのエッチは、なかなかうまくいきませんが、最後はより心がつながるのです。
その他に、5作品が収録されています。
・泣いた白い鬼
・眠れる君のまつげが揺れた
・きらきらのせかい
・木曜日の憂鬱
・せんせい、あのネ
どのお話も、キュンとする部分があって、短編が好きな方には楽しめるはずですよ。
みづいろとぴんく、それからだいだい 感想
※(ここからはネタバレになる可能性あり)
小椋ムクさんのBL漫画は、やさしい絵がとても好きで、顔を赤くして恥ずかし表情をする所はもう最高に好きなのです。
そしてこの漫画は、そのシーンが盛り沢山♪
短編集は好きだから、短いとか思わないし、色々な雰囲気の作品が読めて面白かったです。
一番好きなのは、やっぱり表題作。
瑞木先輩からの目線と、百成目線のストーリーが入っているから、お互いにどう思っていたのかもわかってキュンキュンしちゃいました。
瑞木先輩は、寡黙ながらいつも努力をしている百成をちゃんと見てくれているし、百成はそんな先輩がとにかく大好き。
でも、人と話すことが苦手で話さずにきてしまったから、うまく態度にできません。だから言おうと思っていたことと違うことを言っちゃって、それを急な行動だと先輩に思われちゃう…
先輩は、それでも彼を否定したりもせず優しく包み込んでくれる人だから、百成はまたどんどん好きになっちゃうって感じ。
思ったことが言えない…
緊張しすぎて手が震えて家の鍵があけられない…
鼻血が止まらない…
その好きすぎてって態度が純粋すぎる!
高校生っていいな~って思えます。
次に好きな作品はやっぱり高校生ものの「眠れる君のまつげが揺れた」
これもキュンキュンしますね~。
高校生のあきは、幼なじみの暁生が寝ている時にうっかりキスをしちゃっいます。それが1年前。
彼との友達関係を壊したくないから、寝てばかりの暁生を起こすのがあきの日課です。
寝ている顔を見ているとまたしてしまうかもしれない…
なかったことにしたい…忘れたい…
あ~~~あきの表情も暁生のカッコイイ顔も最高です。
エロ系が好きな人は、ちょっと物足りないかもしれませんが、癒し系がお好み方にはおすすめ。
短編好きな方は是非!