BL「クロネコ彼氏のアソビ方」あらすじ・感想(ネタバレ注意) クロネコ彼氏シリーズ【1】

この記事では、BL漫画「クロネコ彼氏のアソビ方」のあらすじや感想(ネタバレ注意)をまとめています。
名家育ちの大人気俳優である猫科人間(ヒョウ)と、寂しがり屋でトラウマ持ちの猫科人間(イエネコ)との恋のお話。
「クロネコ彼氏のアソビ方」
左京亜也先生の作品です。
クロネコ彼氏のアソビ方のあらすじ
撮影用セット専門の建設業者で働く慎吾は、イエネコの猫科人間。
たまに猫化しては、適当な相手と遊び歩いています。
人間に捨てられた過去があるため、なかなか人を信用できない…
だけど、ひとりでいるのは寂しくなるから…
そんな彼に目をつけたのが、日本で一番のモテ男である俳優の賀神(かがみ)でした。
賀神にメロメロに愛されてしまう慎吾。
慎吾に執着する賀神は、手放したくないと思いますが、慎吾は体は許しても心を許そうとはしません。
そして、そんな慎吾の上で見せた賀神の姿とは…
クロネコ彼氏のアソビ方の感想(ネタバレ注意)
※(ここからはネタバレになる可能性あり)
エロ満点!!
しかも、描写がキレイでリアルで見どころ満点!
エロが苦手な人にはちょっと不向きかもしれません。
このシリーズはずっと続きますが、これ1冊読むだけでも大丈夫。
ただ、このカップルは山あり谷あり色々あるので、通して読んでみると感動も大きいですね。
慎吾はイエネコなので、強いトラウマがあります。
何度も捨てられた経験があるころから、心の底から人を信じようとはしません。
それがクロネコ彼氏シリーズの全作品で色々起こる問題の原因となっています。
お金持ちの名家生まれの賀神とは育った環境が真逆なので、お互いに気持が伝わりにくかったり理解できなかったりするわけです。
それが切ないんですよ…
慎吾のこのトラウマがらみのシーンは毎回号泣します。切ない…(泣)
オタク主婦
このクロネコ彼氏のアソビ方は、突然現れた賀神に振り回されて嫌がりながらもどんどん惹かれていく慎吾の様子に目が離せません。
最初は犯されるような形で始まった関係。
もともとタチだったのにネコにさせられて、初めて身体の中に感じる熱い体温。
そして、今まで知らなかった快楽を覚えていきます。
その後賀神は、本気で慎吾を好きになって手放したくないと執着するのですが、なかなか慎吾の心も手にすることはできません。
だからこそ、真悟の心の変化や行動に目が離せないわけですよ。
彼は素直になれないし…
そんな真悟が賀神に惹かれていく様子が丁寧に描かれています。
遊び歩いていた真悟だから快楽に弱いっていうよりも、「抱かれた」ってことに大きな意味があるようにも思いますね。
彼は、人を信用できないけど、本当はとっても寂しがりやで本当は誰かに甘えたいんですよ、たぶん。大切にされたいというか…
だからこそ、自分にだんだん執着していく賀神に、心が傾くのも納得です。
とはいえ、二度と捨てられたくないという気持ちは慎吾の心を閉ざすわけで、最後はハッピーエンドで終わっているものの、シリーズ最後までこの問題は引きずることになります。
もう読んでいる途中は、ハラハラしながら、慎吾~賀神なら大丈夫なのに…などと思いながら読んでいたんですけど、ホッと安心する形で終了します。
最後にはやられたって感じでマジで感動しましたね。
黒猫になって逃げた慎吾を追った賀神の寂しいような悲しいような切ない顔。
セリフも良かった!
そのボロボロになった顔を下から涙をためながら見ている黒猫の慎吾が…
たまりません!!
クロネコ彼氏のアソビ方の感想まとめ
クロネコ彼氏シリーズの1作目となる作品です。
名家育ちで大人気俳優の賀神が、寂しがり屋でトラウマ持ちのイエネコ・真悟に目をつけ、本気でお互いを好きになっていくお話。
左京亜也先生の絵はとてもキレイですし、エロいシーンもかなりリアルでありながらキレイな描写。
エロ系が好みの方も、ストーリー重視の方も満足できるBLコミックです。
以上「BL「クロネコ彼氏のアソビ方」あらすじ・感想(ネタバレ注意) クロネコ彼氏シリーズ【1】」でした。最後まで読んでいただきありがとうございました。