BL「クロネコ彼氏の愛し方」あらすじ・感想(ネタバレ注意) クロネコ彼氏シリーズ【3】

この記事では、BL漫画「クロネコ彼氏の愛し方」のあらすじや感想(ネタバレ注意)をまとめています。
賀神の兄ユージンと、その息子リオが登場!
「クロネコ彼氏の愛し方」
左京亜也先生の作品です。
クロネコ彼氏の愛し方のあらすじ
イエネコの猫科人間の慎吾とヒョウになる人気No.1俳優の賀神は恋人同士。
超ラブラブなふたりですが、賀神はそれだけでは満足できずに同棲しようと言い出します。
しかし、真悟はヤダと即答!
毎日一緒にいたら…と不安になることがあるのです。
とはいえ、賀神の強い要望によって、結局一緒に暮らしだすふたり。
真悟の心配を他所に、よりラブラブになったのですが…
ある日、賀神の兄・ユージンとその息子・リオが突然やって来ます。
わかっていながら、真悟のことを使用人扱いするユージン。
いずれはメスと子を成さなければならないと、二人の関係をよく思わず反対する兄・ユージンに対し、ふたりはどうする?
クロネコ彼氏の愛し方の感想(ネタバレ注意)
※(ここからはネタバレになる可能性あり)
1巻では、まず真悟と賀神のラブラブっぷりが描かれています。
真悟は、愛されることになれていないので、一緒に暮らすことに抵抗があります。
マンネリが怖いってことですよね。
やっぱり一緒に暮らしだすと、新鮮さには欠けてきますし…
それはそれで、恋だけではなく家族愛的なものも生まれるとは思いますが。
だけど、賀神に押されて結局は同棲スタート。
執着&溺愛しまくりの賀神によって、心配していたことはまったくなく、ラブラブ度はよりアップ!!
ところが後半からトラブルの元が発生!
それが、賀神の兄ユージンとリオの登場です。
リオは超可愛い!!
オタク主婦
お金持ちの名家生まれで、血筋にこだわりを持っている人。
自分もそうだったように、賀神も跡継ぎとなる子どもが必要だと考えているため、相手が男って時点でもう許せない…
それに真悟はイエネコですから、彼からするとさらに蔑視する対象なわけです。
1巻は、ユージンがそのことについて、真悟に言葉を投げかけるところで終了です。
2巻になると、ユージンは出だしで真悟にとって強烈な一言も浴びせています。
あ~~言っちゃった~~~って一瞬ブルーになるけど、リオが真悟のことを好きになるシーンがあるので、ほくほく…
真悟に対してムスッとしていたのに、プリンもらってちょっと遊んでもらったら、次の登場シーンではもう大好きになっているとか…
子どもって単純だけど、リオは特に可愛すぎる!!
その後、まったく考えの違うユージン・賀神兄弟は言い争いが絶えず、
止めてもきかない二人を残して、慎吾はリオを連れて家出するまでになってしまいます!
ここでカメラマンの蓮見も登場。
彼はいい味出してますね~。よき理解者になって頼りになります。
しかし、さらに兄弟喧嘩は悪化!
このあとが切ないんですよね…(泣)
身寄りのない慎吾は、家族がいるということがすごく羨ましいのだけど、その家族を自分のために切り捨てるという賀神は嫌なわけです。
というか、そうしてほしくないわけですね。
しかし、それに対する賀神の返事が「僕はきみと家族になりたいわけではない」
え~~~~~っ!!!!????
今、そのセリフはないでしょう~~~~~???
オタク主婦
真悟は、捨てられたトラウマがあるぐらい「家族」っていうのは特別な羨ましいものなんですよ。欲しくても手に入らなかったもの…
それを、血がつながった家族でありながら、所詮は他人だと拒絶する賀神からこんなセリフを言われたらショックに違いありません。
賀神からすれば、家族という枠ではないもっと特別な愛する人ってつもりなんですけどね。言葉足らずなので誤解を生むのは、またか!って感じです。
でも、このセリフがあるからこそ、その後の慎吾の行動がより活きてますよね。
ユージンが嫌味でもなくきちんと別れてほしいと頭を下げた時の慎吾の行動には感動しました。
慎吾がそう動くのか?あの慎吾が?とホロッと…
最後はハッピーエンドでまたまたラブラブになりましたが、これまですぐ逃げていた真悟が自分の気持を押し切ったために、最初のラブラブとは意味が違うと思いました。
とても感動する最後でしたね。
クロネコ彼氏の愛し方の感想まとめ
話の流れが本当に左京亜也先生はうまいです。
ざっくり言えば、名門家の家族が別れさせようとするというよくあるパターンのお話なのに、まったくそういう感じはしません。家族愛とか恋・愛・仕事など、様々なエッセンスが入れ込んであり、夢中になって一気読みです。
ただラブラブというだけではなくて、確実にふたりの関係は変わってきたんだな~とわかるストーリーです。
あと、兄ユージンはまるで悪者のようでしたが、ここで嫌なヤツだと思えば思うほど、ユージンがメインの不機嫌彼氏のなだめ方を読んだ時に感動しますよ。
また逆に、兄の話を読んだあとにこのクロネコ彼氏の愛し方を読み返すと、楽しさ倍増です。
以上「BL「クロネコ彼氏の愛し方」あらすじ・感想(ネタバレ注意) クロネコ彼氏シリーズ【3】」でした。最後まで読んでいただきありがとうございました。