BL「花を召しませ」シリーズのあらすじ・感想(ネタバレ注意)溺愛イチャラブストーリー

BL漫画「花を召しませ」シリーズのあらすじや感想(ネタバレ注意)についてご紹介します。
人嫌いの神様と生贄の健気な少年とのイチャラブ恋物語。
シリーズ作品3冊目で、ついに完結!!
「花を召しませ」
シロヒト梨太先生の作品です。
目次
花を召しませシリーズのあらすじ
土地神・オブシディアンは、人間からの信仰心が薄れて粗末な供え物ばかりになったため、供え物を食べようともせず力を弱めていました。
そこに生贄としてやってきた少年がシュクル。
彼は、自分の命を召し上がってもらい、枯れた土地をうるおしてほしいとお願いしにきました。
土地がやせて作物が育たないことで貧困を極めているシュクルの町。
オブシディアンは、それもそもそもは、人間の自分への信仰心が足りないことで起こったことだと相手にしません。
そして、シュクルを食べるどころか、雑用に使うことにします。
ところが、純粋で健気で強情なシュクル…
オブシディアンは、彼に少しずつ心を開くようになります。
そして、お互い最も大切な存在になっていきます。
独占して溺愛する神様と、甘えることに慣れていない生贄のお話です。
花を召しませシリーズの感想(ネタバレ注意)
※(ここからはネタバレになる可能性あり)
1冊目:花を召しませ
まず1冊目は、土地神オブシディアンことディアンと、天涯孤独の性根シュクルが出会ってお互いラブラブになるお話で、それぞれの状況や環境がわかる内容になっています。
人間の弱さとか汚い部分がわかりますね。
数十年…百年近く前から神様に感謝する気持ちが薄れ、毎日色とりどりの食材が供えられていたのに、時々粗末な食材が供えられる程度になっていきます。
当然ながら、信仰心が弱くなったことでディアンも弱まっていくし、そんな粗末なお供え物は食べません。その結果、町はどんどん枯れていったわけです。
たぶん人間も後悔したと思うのだけど、すでに日々暮らすのが精一杯でまともな供え物など用意できない状況になっていることから悪循環…
すでに遅しという状況です。
そこで、苦しんでいる民を助けるために、自分の身を犠牲にしてシュクルが生贄として乗り込んできたわけですが…
最初はまったく相手にしようともしなかったディアンが心を開くだけあって、シュクルがすごい!!
真面目で、純粋で、健気で、頑固で、マイペースで…
そしてめっちゃ可愛い!!
こんなに健気な彼を見ていたら、誰でも心を開いちゃいますよ。
ディアンは神様というのもあって俺様ですが、結局はシュクルに振り回されてあれこれ言うことを聞いちゃう(笑)
ひたすらいちゃいちゃと聞いて読み始めたのですが、まさにその通りでしたね。
そして、お互いが求めていたものを手に入れて幸せになっていく様子を見るのが、心地よかったです。
2冊目:花を召しませ ~ほころぶ神花~
2冊目になっても、甘々は健在!!
それを見ている雑用係の猫ちゃんたちも胸焼けをするような状態です。
そして、もうひとつ…
シュクルのよくわからないマイペース行動も健在です。
もうマジで、可愛すぎるんだけど!!
新しい展開としては、愛の神・ジェムシリカことジェミとおつきのわんちゃんたちが登場しますね。
このキャラがこれまた濃い(笑)
彼が登場するまでは、ディアンとシュクルはお互いに「まんねり」と勘違いしていたりして、少しこじれていたんですよね。
それを直すきっかけになったのがジェミなんだけど、さすが縁を結ぶ愛の神って感じ。彼のおかげで、シュクルも積極的に愛を表現するようになっています。
それにしても、シュクルが真面目な顔をしてすっぽん様と呼ぶのが笑える!!
そしてジェミは、何やら今後起こりそう…と思わせる発言をしていました。
それが、次の3冊目の内容に続くことになります。
花を召しませ ~いとしの神嫁~
3冊目は、シュクルも男なんだな~と実感させてくれるお話ですね。
守られるだけの存在ではなく、彼もまたディアンを守りたいと強く思い、それを自らで表すお話です。
また、他にも色々な真実がわかるのですが…
トラブルの元凶が出だしから登場!
それが、ディアンのことが大好きな破壊神・アンデシン。
ディアンとは違って、人間のことを汚らわしい生物だと思っている神ですね。
というか、ほとんどの神が人間を下等種族と見ていて、ディアンが変わり種って感じです。
アンデシンは、なんとかディアンを自分に振り向かせようとラブコールを送り続けていたし彼に虫がつかないように気をつけていたのに、よりによって見下している人間と恋仲になったことが許せません。
それに対してシュクルも、ディアンをバカにされたと思って、真正面からアンデシンに歯向かってしまいます。
そして、勝負をすることになってしまうわけです。
この勝負は、初めて神々にシュクルがお披露目されるということでもあるし、アンデシンの企みでディアンの花嫁決定戦にもなってしまいます。
司会は、2冊目で登場したジェミ。
そして審査員は、神々の王でディアンの父・ギベオン。
この勝負も、その後の結果も良かった~~。
自分をアピールしようという気持ちの強いアンデシンに対し、常にディアンのことを想っているシュクル。
その気持が、会場にも伝わっていきます。
アンデシンもまた、もともと悪い神ってわけでもないので、いい感じに収まってディアンとシュクルは、神たちも認めた夫婦になるんです。
花を召しませシリーズの感想まとめ
とにかくイチャラブ甘々(笑)
だけど、その甘い感じがくどくもなく、とてもほんわか心を温めてくれる癒やし作品です。
3冊を単体で比較すると、最後の完結巻が一番ハラハラするし面白いですが、やっぱり通して3冊見るのが一番おすすめです。
以上「BL「花を召しませ」シリーズのあらすじ・感想(ネタバレ注意)溺愛イチャラブストーリー」でした。最後まで読んでいただきありがとうございました。