どうしても触れたくない~映画化された切ないBL~
これぞ名作!
実写映画化もされました。
このBL漫画は、心理描写がめちゃくちゃ丁寧に表現されて最高です。
「どうしても触れたくない」
ヨネダコウ先生の作品です。
どうしても触れたくない あらすじ
嶋は、新しい会社のシステム課に初出勤の日エレベーターで二日酔いで酒臭い男に出会います。それは上司で課長の外川でした。
感情をあまり出さない嶋ですが、素直で可愛い部分を知った外川は何かとちょっかいを出すようになります。
ある日、ふたりで飲みに行った帰り軽い気持ちで外川は嶋にキスをします。そのまま流れでエッチをすることに…
それ以降、ふたりの関係は続き、お互いを大切に思うようになります。
しかし、前の会社でつきあっていたノンケとの傷ついた恋愛を引きずっている嶋は、好きだけど素直になることができずに…
ノンケ上司とゲイの部下のとても切ない恋物語です。
どうしても触れたくない 感想
※(ここからはネタバレになる可能性あり)
切ないです!泣けます!
もう何度読んだことか…
実写映画化もされたほどですから、本当にストーリーがよくできている漫画です。
嶋はすごく繊細で、ゲイだからという悩みと、過去のトラウマに悩む嶋の気持ちがすごく丁寧に描かれています。そして、その気持を理解しようとする外川が超カッコいいです。
ただ、無意識で言っている家族や子どもに対するセリフが嶋を傷つけることもあって、切ない~~~。
しかも、外川は嶋が考えてしまうようなつもりで言ったわけではないのに~。
セリフもいいんですよね~。
ここってところでスゴくいい言葉が出てきてキュンキュンしちゃいます。
ラブラブとかそういう雰囲気はまったく?感じません。
お互いに好きなのだけど、大人の男の恋ってイメージ。
「雪」がストーリーのポイントになっていたりするのですが、しんしんと雪が降る静かな雰囲気が漫画全体の雰囲気と一致しているような気がします。
だから、終わり部分で嶋が自ら外川の元へ行き、雪の中涙を流して「頑張ってみてもいいですか」と告白するシーンがより引き立ちますね。もう号泣っすよ!!
真剣な恋愛をしている時って、こんな気持になるよね…
恋したいな~と思わせられる漫画です。